2016年12月30日金曜日

「ダウン症のある子供をたくましく育てる技とコツ」(佐藤功一先生の講演から学んだこと)④約束をさせる時の原則

こんにちは。MARKです。

さて、今回は佐藤功一先生の講演から「約束をさせる時の原則」についてポイントをまとめてみました。

子供が約束を守らない時というのは腹が立ちますよね。
ダウン症児は、理解していないのに同意や承諾の意思時表示をしてしまうという特徴があるらしいので、親にとっては大きな試練になりそうです。

ダウン症の次女ゆー(生後11ヶ月)には、まだ約束うんぬんは関係ないのですが、長女ふー(4歳)の子育てにはとても重要なポイントだと感じました。

【約束をさせる時の原則】
先生のお話のポイントは、2つありました。

1.守れない約束をさせない
①「約束をさせても問題行動は改善しない」
⇒子供たちに約束をさせることで課題を解決しようとしても、効果は期待できない。
⇒先生は、子供に約束をさせてうまくいった試しがないそうです。

②指導方法(約束のしくみではなく重さを教える)
⇒守られない約束を重ねるたびに、子供の中で、「約束への価値」が薄らいでしまう。
⇒「約束とは必ず守らなければならない人と人との間に交わされる重要なきまりである。」ということを教える
※具体的には、「約束を破るのは悪いこと。でも、守れない約束を平気ですることはもっと悪いこと」を教える。
⇒社会生活で重要な「約束」の重さを教えるのであれば、約束を破る体験を積ませてはならない。

③私見
この考え方は目から鱗でした。
子供が約束を破ると、つい大事なことだからと厳しくしつこく怒ってしまっていました。
しかし、よく考えてみると親の都合で勝手に約束をして、約束を守れないから怒るというのは、約束の重要性を教えるどころか、約束の価値を薄めていたのかと反省しました。

長女ふーに対してできていないことが、ダウン症児の次女ゆーにできるわけもないので、まずは長女ふーに約束の重さを伝えられるように、約束で親の言うことを聞かせようという考え方は改めていこうと思いました。

2.約束を用いる場合は、目標系の約束をする
①約束には大きく分けて2種類ある。
「禁止系の約束」(例:廊下を走ってはいけません)
  ※何らかの行為を禁止させる約束
「目標系の約束」(例:1日に3つ廊下のごみを拾いましょう)
  ※必ずできる行動を継続させたり、達成させたりする約束

②ダウン症児に効果的な約束は「目標系の約束」
⇒ダウン症児は、目標系の約束に対してまちがいなく意欲を示してくれる。
⇒しかも、この目標系の約束は達成した時にほめてあげることができる。
⇒逆に、「禁止系の約束」は子供が約束を守っても褒めてあげることが難しい。

③私見
この目標系の約束は、意識すればできるかもと感じました。
もともと職場でも、お客に対してネガティブ表現ではなくボジティブ表現を使うようにしていますし、個人的にも前向きな考えを持つように意識しています。
これを、子供との約束についても「禁止系」ではなく「目標系」の約束と意識していけば身につけられそうな気がします。
将来的には、部下の指導にもこの目標系の約束を取り付けるというのはいい考えかも・・・子育てで練習しておこう。


自分の備忘録としてまとめたので、講演を聞いていない方にはわかりづらい点もあるかもしれません。
詳細は、「ダウン症児をたくましく育てる教室実践―学校現場からのデータ&テクニック」(佐藤功一著)を購入してみてください。

ではでは。よい年をお迎えください。

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