2016年12月4日日曜日

「ダウン症のある子供をたくましく育てる技とコツ」(佐藤功一先生の講演から学んだこと)②ほめる時の原則

こんにちは。MARKです。

前回の投稿では、子供の指導には「技」と「コツ」があり、「コツ」とは指導を受け入れるための情意(心)を整理するテクニックであり、指導方法という「技」をかけるための「指導の生命線」であるとまとめました。

ダウン症の親であれば次の例えがわかりやすいかもしれません。
我が子がダウン症として生まれてきたショックで、将来の不安や劣等感といったものに苛まれている渦中の親に、気持ちが前向きになる方法やダウン症児の子育てテクニックを伝えても、情意(心)が整っていなければ伝わりません。
こういった場合は、話を聞いてあげ、寄り添ってあげる姿勢を示すことが大事なのだと思います。

佐藤功一先生は、「技」を攻めの指導、「コツ」(くずし)を受けの指導と表現し、前者はプリントや課題を与えるといった指導する側からの主体的な指導、後者は相手の行動に対するリアクション(受けてからの対応)とお話しされました。

では、ダウン症児をやる気にさせる効果的なコツとは何か、指導の生命線となる「コツ」の具体的な方法について、佐藤功一先生の話を振り返りたいと思います。

【ほめるときの原則】
①ほめ忘れない
②「最上級のほめ言葉」は使わない
③すぐほめない
④できたことではなく、「変わったこと」をほめる
⑤ほめるべき時にほめる

人をやる気にさせるのはまず「ほめる」ことでしょう。
ここで参考になったのは、②の「最上級のほめ言葉」は使わないです。

長女ふーには、すぐに「すごい」とほめてしまうのですが、これは「最上級のほめ言葉」になるそうです。
では、なぜダメなのか。
先生は自明の理とばかりに理由までは説明しませんでしたが、おそらく「最上級のほめ言葉」を使うと子供が満足して、「やる気」を引き出せないからではないかと考えました。

さて、「すごい」以外にどうほめればいいのか皆さんはとっさに思いつきますか?
一例として、先生は次のような「ほめ言葉(さ行)」を使っていますとアドバイスしてくれました。

・さすが!
・しらなかったなぁ
・素になる(言葉なし。ジェスチャーのみ)
・センスいいね
・そうきたか!

子供をやる気にさせるには、いろいろな「ほめ言葉」を知っている必要があるのだなと勉強になりました。

他にも、「ほめ忘れないことの大切さ」や「何が良くてほめられているのか理解させる」といった貴重なお話をされていましたが、今のワタシに一番ストンとはいったお話だけまとめてみました。

詳細は、「ダウン症児をたくましく育てる教室実践―学校現場からのデータ&テクニック」(佐藤功一著)を購入してみてください。

次回は、「叱るときの原則」について投稿します。
ではでは。

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