こんにちは。MARKです。
先日、「富山県小児保健学会」に
”あべけんた太”さんが来るという情報があり、講演を聞きに行きました。
皆さんも、テレビで一般就労しているダウン症の星として紹介されているのでご存知ですよね。
NHK Eテレ「バリバラ」という番組に出ていることすら知らないワタシのほうが無知かもしれません。
そんな”あべけんた太”さんが会場の入り口で蝶ネクタイをして座っていて、握手会をしていました。
なんと9月30日発行の自著を引っ提げての講演だったようです。
迷わず購入し、ダウン症の次女ゆーの名前をサインしてもらいました。
妻はちゃっかり握手してもらっていましたが、肝心のゆーは、もちろん手を引っ込めて握手できませんでした(笑)
それにしても、テレビで見た通りのしっかりさんでした。
握手やサインはもとより、写真撮影も快くやってくれて、会場に来たダウン症の方にも積極的に声をかけていました。
本の内容については後日投稿できればと考えていますが、読んでいてとても気持ちが前向きになる本です。
間接的に”あべけん太”さんのご両親の教育の素晴らしさが垣間見えるような気がします。
さて、
講演は”あべけんた太”さんとお父さんの安部俊秀さんのお二人によるもので、『天国の特別な子どもたち』というタイトルでした。
講演を聞きに行っていつも思うことですが、講演で実際に話を聞くことで、本を読んで知識を得るのとは違う形で、情報を感じることができるような気がします。
正直、出不精なので、ゆーがダウン症で生まれてくるまでは、講演をわざわざ聞きに行こうと思ったことはあまりなかったです。(今回の講演を聞けたのも、講演の情報を集め、連れて行ってくれる妻のおかげです。)
でも、本当に欲しい情報は、ぜひ実際に第一人者や経験者本人の話を聞きに行くべきだと思います。
ワタシの稚拙なブログでは伝えきれませんし、ネット情報のような2次情報ではなく1次情報(生情報)に触れることは、何事にも大事なような気がします。
さて、講演の内容ですが、とてもよかったです。
お父さんの安部俊秀さんがスライドで説明し、時々”あべけんた太”さんにお話を振る掛け合いが面白く、内容もダウン症児の親にとって大変参考になるものでした。
特に共感したのが、次の2点です。
①医師の、ダウン症児誕生直後の母親に配慮しない告知の仕方に怒りを覚えた。
(安部さんはすぐに転院させたそうです。)
②”あべけんた太”さんが誕生直後は、途方に暮れたが、とにかく先のことは考えず、一日に一つだけでいいので、この子のためにいいことをしてやろう、楽しみながら大事に育てようと夫婦で誓い合って育てたこと。
前者については、ワタシの場合も、今ではずけずけ言うけど信頼できる主治医だと感じていますが、ゆーの誕生直後は、妻の落ち込み具合もあいまって大変腹立たしい思いもしたので、大変共感しました。
安部さんの場合は、ダウン症に関する知識がなくて告知後に医師に聞いたら、「要するに知恵遅れですよ」みたいなことを言われたそうなので、30年前という状況では致し方がなかったのかもしれませんが、配慮が足りないという点で大変共感しました。
後者については、ワタシも同じようなことを妻に言い続けていたような気がします。
細かいニュアンスはともかく、産後の母親に、我が子への愛情と前向きな気持ちへ誘導してあげるのは父親(夫)の大事な役目のような気がします。
そして、誰かを励まし、前向きにさせることで自分も立ち直っていくものだと思います。
最後に大変励まされたのが、”あべけんた太”さんのお兄さんが、
「健太がいなければ俺はこんなに優しくなれなかったと思う」と話されたという点でした。
思わず目頭が熱くなりました。
やはり、私たちがある程度苦労するのは覚悟していますが、長女のふーにとってどのような影響があるのかは不安があります。
でも、この話を聞いて、長女のふーも同じことを将来言いそうだなと思わず考えてしまいました。
そして、そうなるように二人を育てていきたいなと感じたのが、この講演を聞いての一番の収穫でした。
ではでは。
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