2016年12月10日土曜日

「ダウン症のある子供をたくましく育てる技とコツ」(佐藤功一先生の講演から学んだこと)③叱る時の原則

こんにちは。MARKです。
寒くなってきて風邪などがはやってきましたね。
我が家のゆーも初風邪を経験しました。

さて、今回は佐藤功一先生の講演から「叱る時の原則」についてポイントをまとめてみました。
正直、「ほめる」のは長女の子育てでも意識してきたのでイメージしやすかったのですが、「叱る」という行為はあまり経験がなく、ダウン症児への指導方法の枠にとどまらず、子育ての重要なポイントとして勉強になりました。

【叱る時の原則】
正しい叱り方を徹底している教師は子供に嫌われない。
佐藤先生が子供を叱る際に心に決めている叱るときの法則は、次の3つです。

1.「1つのことだけを叱る」
ダウン症児に限らず、まちがったことをした場合、そのことだけを叱るようにしなければならない。
⇒子供の心にしっかり残る叱り方が良質な叱り方

2.「2つのことを分からせる」
①何がいけなかったのか。
②どうすればよかったのか。

ポイントは、「厳しく」指導するのではなく、「しっかり」指導する。
⇒「しっかり叱る」とは、「どの場面のどの行為がいけなかったのか」、「そのときにどうすればよかったのか」をわかりやすく子供に理解させ、子供が同じ過ちを繰り返さないよう教えることである。
※「どうして」、「なぜ」そんなことをしたのと問い詰めるのではなく、上記2つのポイントを指導することが重要である。

3.「3分間で叱るのをやめる」
ポイントは、同じことをクドクド叱らない。
誰でも叱られるのは気持ちのいいことではないので、同じことをクドクド叱る必要はない。
むしろ上述した2つのポイントを意識して、子供が過ちをする度に繰り返して叱り、①何がいけなかった、②どうすればよかったのかを理解させることが重要である。
※先生は、本当は30秒で叱るのをやめるようにしているとのこと。

【無条件で叱らなければならないとき】
①生命にかかわること
 (例:刃物などで遊ぶ等)
②他人の不幸の上に自分の幸福を築こうとすること
 (例:他人のモノをうばう等)

当たり前といえば当たり前ですが、上記の行為をした時は無条件でメチャクチャ怒るようにしているようです。

【私見】
ダウン症児に限らず、子供の教育にとって「叱る」という行為は、「ほめる」と並んで大変重要な要素だと思います。
しかし、「ほめる」時は親がHappyなタイミングで行うことが多いのに対して、「叱る」時はUnhappyまたはAngryな時に行うので、つい感情に流されて余計なことを言ったり、子供が謝るまでクドクド叱ったりしてしまいます。
特に、ダウン症児に多い問題は、「わかった」と意思表示していても実は理解していないというのが特徴であると先生もお話しされていましたので、しっかり「叱る」ノウハウを実践して、「①何がいけなかったのか、②どうすればよかったのか」教えられる親になりたいなと感じました。

ダウン症の次女ゆー(生後10ヶ月)には、妹が大好きな長女ふー(4歳)がいるので、まずはふーに対して「叱る」時に実践していきたいと考えています。
「叱る」時は感情的になりやすいので、やはり意識しながら練習する必要があると思います。
叱った後に今回学んだことを振り返って少しずつ改善していければ、ゆーがもう少し大きくなった時に今より上手に「叱る」ことができるんじゃないかなといつもの前向き思考で考えています。

子供がダウン症であることは変えられないけど、自分はどれだけでも変えられます。
子供の教育を教師に任せにしない親になるために、Let’s learning!


自分の備忘録としてまとめたので、講演を聞いていない方にはわかりづらい点もあるかもしれません。
詳細は、「ダウン症児をたくましく育てる教室実践―学校現場からのデータ&テクニック」(佐藤功一著)を購入してみてください。
次回は、「約束をさせるときの原則」他を投稿しようと考えています。

ではでは。

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