2016年11月8日火曜日

ダウン症赤ちゃんの補聴器取得に2ヶ月以上かかる手続きは正しいこと?善いこと?

こんにちは。MARKです。

ようやく行政の「補装具費支給決定」通知がきて、補聴器屋に行ってきました。
補聴器をつけた写真がこちらです。(補聴器:ファナック スカイV30P)

正面からみると補聴器をつけているのがわからないくらいです。


さて、皆さんは『正しいこと』は『善いこと』だと思いますか?
現在の思いを少し綴ろうと思います。

今回の通知ですが、9月上旬に、医師の診断書を持って障害者手帳の申請をしてから、約2ヶ月かかったことになります。

正直、赤ちゃんの言語発達や認識能力に影響を与える補聴器の購入手続きにこれだけ時間がかかるというのは、親にとってはストレスがたまります。

ただ、行政は当然『正しい』手続きをできるだけ迅速に処理しているのだと考えていはいます。
いくら福祉サービスとはいっても、税金を使って補聴器の購入費用を補助するわけですから、当然いろいろ手続きがあります。

でも、1つだけなんとかならないかと考えていることがあります。
それは、赤ちゃんの障害等級を判定する際に、審査会にかけることです。
これは、赤ちゃんの聴覚に関して、事務屋では医師の診断書に基づいた等級の判定ができないので、医師が集まって障害者手帳の等級判定などを審査する「審査会」に意見をうかがう必要があるようなのです。
この審査会は、月に数回しか行われないため、通常、約2週間程度で交付される手帳の交付が1ヶ月以上かかりました。

確かに、赤ちゃんの聴覚検査は脳波を測定したりするので、通常の聴覚検査とは違い、等級判定が困難なのは察することができ、正しい手続きをしているのは理解はできます。

でも、赤ちゃんの成長や機能発達の過程を考えると、この手続きには時間がかかりすぎます。
行政の担当者に聞いても、当然、答えは「決まりですのでご理解ください。」という答えです。

ちなみに、障害者手帳発行の担当者に確認したところ、6歳までは再認定の続きをしなければならないという法令(または通知による)の縛りがあるらしいのですが、審査会にかけるかどうかは法令や条例で定められているわけではないようです。

つまり、内部規則を作って動いているのであれば、自分たちで必要があれば変更も可能なわけです。

大人と違い3歳で再認定を受けるのであれば、厳密に障害者手帳相当か審査する審査会にかけずに、スピード重視で手続きをしてほしいと感じました。

そして、『正しいこと』=『善いこと』とは必ずしも限らないのだなと今さらながら認識した瞬間だったのかもしれません。

ワタシは、『善いこと』のために、必ずしも『正しくないこと』をすべきだとは言いたくありません。
しかし、行政が『善いこと』をしないために、誰かが『善いこと』をするためにリスクをとらざるを得ない社会というのはレベルが低いと感じています。

恥ずかしいことに、富山市は市議会議員の政務活動費の不正受給という不祥事の渦中にいます。
この政治家たちは、『正しくない』、『善くない』行為をしました。

そして、今回の補欠選挙では投票率が26.94%という低調な結果になりました。
選挙に行かないというのは、義務ではないので『正しくない』とはいいませんが、世の中を変えたいという行動をおこさなかったという点で、ワタシは『善くない』行為だったと考えています。

ちなみに、投票率が低かったため、不祥事をおこした自民党推薦の候補が5/6で当選し、過半数を維持することになりました。

ワタシは、『正しいこと』ではなく、『善いこと』ができる人間になりたいです。
そのためには何をすればいいか考えて生きていきたいと思います。
ではでは。

↓↓↓クリックしていただけるとうれしいです♪
↓↓↓ランキングが上がるので励みになります(#^.^#)
↓↓↓(ダウン症児育児ブログのランキングページへ移動します。)
にほんブログ村 子育てブログ ダウン症児育児へ
にほんブログ村

【関連投稿リンク】
身体障害者手帳は、行政サービスの受給者証(聴覚障害・難聴には必須)
我が子に愛情を持てるようになるまで(ダウン症赤ちゃん誕生後の記録)
ダウン症赤ちゃん誕生時の苦しみを乗り越えた親は、人生のどんな苦難も笑って乗り越える力がある

0 件のコメント:

コメントを投稿